最近生理痛や不妊治療の患者さんが増えてきています。特にそのようなことは謳ってはいないのですが?
私男性のため、生理痛の経験はなく(あたりまえか!)痛いというのだけは耳学問で知ってはいるが実感がわかない、出産に関しても死ぬ思いをするようなことも聞かれるし、上唇から頭に向けて皮膚ををめくっていくような痛み(どんな痛み?)とか色々といわれているが、男が体験したら多分失神してしまうような痛みだろうとのこと、それだけ女性は痛みに強くできているらしい。
その痛みに強い女性も生理痛の痛みには耐え難いものがあるようで、最近来院した患者さんは生理痛の2日目は痛みと吐き気で救急受診を繰り返していたとのこと、また別の患者さんは生理痛がひどく鎮痛剤を1日規定量の3倍位服用しているとのこと。それってどうなんだろう?
医学書等には生理痛の原因等色々書かれているがどうもピントこない?やはり経験したことがないからなぁ?
なにかわかりやすく書かれているのはないかとさがしていたら、書店でこんな本を見つけました。
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漫画ですが、字が多くちょっと読みづらく難しいところもありますが、食生活のことや生理のことや美容のことなど漢方的に解釈して説明している面白い本で生理痛がなぜ起きるかをわかりやすく書かれておりなんとなく納得。私もこれで勉強させていただきました。ただこれを読んだだけでは治りませんが。
婦人科疾患、生理痛や不妊の場合は、瘀血(身体の中に溜まった古血)の問題やホルモンバランス崩れ、自律神経のバランス崩れなどが多々影響してきていることが多く、それに加えて身体の冷え、甘いものの摂りすぎ。目、頭の使いすぎによる血虚症状等が複雑に混ざり合っていることが多いです。
最近はコロナの影響から、オンラインでの仕事が多く、目の酷使が問題になっています。目を使うことは血を大量に使用します。東洋医学で言う血は車でガソリンの役割を指します。目や頭を使うことはガソリン(血)を大量に消費することになります(これは女性に限らず男性にも言えることです)。加えて女性は生理が毎月やってきます。そのたびに血は不足していきます。それでも目、頭を酷使しあげくの果てには、寝る前のスマホで動画を何時間も見ていたりしたら身体のガス欠が起こります。それこそ生理痛、生理不順、不妊などの問題に直面してもおかしくないと考えます。
これから妊娠などを考えている女性へ、卵子はあなたの細胞から作られるのです、あなたが健康でなければ、あなたの細胞が健康であるはずがありません、健康な細胞一つひとつがあなたを健康な状態に保つのです、そこから健康な卵子が誕生してくるのです。その卵子は寝心地のよい子宮を求めます。硬いベッドは嫌いなようでフカフカの柔らかいベッド求めます。お母さんのお腹が冷たかったり、血液の流れが悪かったりすると、硬い寝心地の悪いベッドしかできません、受精しても着床に結びつきません。寝心地の良いベッドをよういして卵子を迎え入れてあげましょう。
生理痛、不妊でお悩みの女性はまず身体を冷やさないように心がけましょう、そして甘いものは控え、目の酷使に注意をしましょう。
この続きはまた次回に・・・・・・