ちょっとサボリ気味で、久しぶりの投稿になります。
年も開け2023年になりました。今年の課題は認知症について少し追求をしていこうかと考えています。
私は開業する前は、ケアマネージャーとして、お年寄りと関わって来ました。昨年はケアマネの更新研修を受け、介護保険の勉強をし直し、そこで出てきたのが、2025年問題きっと、研修を受けていなければ、私も知らなかったと思います。
2025年に何が起こるか
簡単に説明すると
2025年にいわゆる団塊世代の方々800万人が、75歳を迎え後期高齢者の仲間入りを果たします。総人口1億2257万人で後期高齢者数が2180万人に達します。
これは、2002年は認知症高齢者数が150万人だったのが、2025年には320万人、約5人に1人が認知症になる計算になります。
加えて、65歳以上の高齢者世帯数が2005年は1340万世帯が、2025年には1840万世帯に増え、ひとり暮らし世帯が、その中で37%をしめ、約680万世帯にのぼります。https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0927-8e.pdf
これは、高齢者の人たちだけの問題ではありません。このままでは、医療費、介護費の増大、それに伴う現役世代の負担が大きくなってくるのです。
それと、鍼灸に何が関係してくるのかと思われるかもしれませんが、現在認知症を治すことはできませんが、研究により、認知症の予防に関してはかなり研究が進んおり、認知症になるリスクを減らしていけば、認知症になる確率はかなり低くなることが発表されていますhttps://www.ncgg.go.jp/topics/20200720release.html
認知症になるリスクとして上げられているのが、喫煙、鬱、不活動、糖尿病、難聴、高血圧、肥満、等の基礎疾患があると、認知症になるリスクが、ない人に比べかなり高くなることもわかってきています。
今、鍼灸でできることは、この基礎疾患の治療、そして認知症に対する治療が可能になりつつあること。老人病研究会ではhttp://gochojunet.com/process.html、天津中薬大学付属第一医院(韓景献院長)、北京中医薬大学(張允嶺教授)、筑波大学(水上勝義准教授)など協力して、認知症の治療に対して東洋医学との連携を図るために、認知症専門の鍼灸師の育成に努めています(私も現在勉強中です)データーではかなりの率で効果が見られていはいますが、認知症が治ることは残念ながらありません。これは薬を使っても同様です。しかし、進行遅くなったり、周辺症状が緩和されたりと言ったデータはかなり集まってきています。
順調に行けば、今年の4月頃までには、当院でも認知症の治療が開始できるかと思います。
今年は、認知症に関する情報を随時アプしていくように考えております。何かありましたらご連絡ください。