日本中に猛威を振りまくっているコロナウイルス。
マスク、手洗い、うがいなど予防策はそれぞれされていると思いますが、さらにすすめた予防策の提案を
それは自分の免疫力を高める方法を身につけることです。
どうやって高めるか?
- 自律神経のバランスを整えて免疫力を高める
- お灸をして免疫力を高める
この2つです。もっと色々とありますが、自分で簡単にできるのはこの2つだと思い提案します。
自律神経のバランスを整えて免疫力を上げる
これは、故安保 徹先生と、福田 稔先生が考案した自律神経免疫療法のことですが、自律神経とくに交感神経の緊張が長時間続き、交感神経優位の状態になると白血球の中でも免疫機能の中心となるリンパ球が減少すると言われています。
では、交感神経が優位な状態とどういう状態でしょう?それは簡単に言うとストレスが過剰に生じている状態です。現代社会はただでさえストレス社会と言われている中に加え、コロナウイルス問題、仕事は、学校は、生活費は、普段考えなくてもいいことが更に追い打ちをかけます、まして、仕事は家で、外出は控えて、人とは合わないようにとか制限が多く、ストレスは溜まる一方です。
そうすると交感神経は常に緊張し続けます。
ところで交感神経とはなんぞやとお思いの方も多いかと、そこで簡単に交感神経とは・・・・・?
そもそも交感神経は、自律神経と言われ、交感神経と副交感神経の2つの神経系からなり、血液や呼吸の循環などの生命や身体機能の維持のため無意識に働いています、この2つの神経がうまいことバランスを取り生命を維持しています。
もう少し交感神経と副交感神経の働きをわかりやすく説明すると
交感神経は動物だったったら、餌を取るために探し回る、獲物と戦うもしくは身を守るための緊張状態、人間社会では、あまり誰かと戦うや、誰かに襲われることはあまりないと思いますので、一生懸命仕事をして頑張っている状態、何かに耐えてる状態などの緊張状態のときでしょうか?
一方、副交感神経は仕事から開放されほっと一息ついた時などのゆったりとしている時や、食事をしている時、寝ている時などのリラックスをしているときに働く神経です
リラックスしていると、副交感神経が優位に働き、免疫に深く関与しているリンパ球がたくさん出て免疫機能が高まって来るのです。なので逆にストレスが高まると病気の原因になるのです(このあたりの話は後日にでも)
では、どうしたら副交感神経優位な状態にできるのか、ストレスを取り除くことです。と言ってしまったら簡単ですが、そうストレスが簡単に取り除ければ苦労はしません、ではどうするか?
一つはよく笑うこと、テレビでも、ラジオでも漫画でも何でもいいです、落語を聞いてもいいし、漫才を見てもいいし、ともかく笑いましょう、(こんなときに笑えるかって。)よくがんの患者さんが笑うことによって、がんの進行が止まったなどの話を聞いたことがあるかもしれませんが、笑うことは免疫力を高めるのです、だからこんなときだからこそみんなで笑いましょう
もう一つは、爪もみ療法と言われるもの。実際の治療は専門家でなければできませんが、先程の自律神経免疫療法の発案者の安保先生や福田先生は自分で手足の爪の生えぎわを刺激すれば良いと。実に簡単です、誰でもできます。
爪の両脇(上の写真の黒い印のついている部分、親指は反対が隠れて見えませんが、両側です)を親指と人差指で挟むようにもみます(下の写真)
これを両手、両足の爪を全部ぐりぐりと痛気持ち良い程度に20回くらいもんだください。楊枝など先の細いものでチクチクと刺激してもOKです。本来は各部位に対応する疾患や臓器があるのですが、難しいことは考えずにともかくグリグリともんでください。
あとは睡眠を十分に取ること、睡眠時は副交換神経が優位に働く時間です、けして寝る前にスマホやゲームを行わないようにしてください。
お灸をして免疫力を高める
お灸をすることにより免疫力が高まる。これは以前NHKのテレビを見た方はご存知かと思いますが、今アフリカでは、お灸をすることにより、免疫力が高まり結核が改善しているというテレビです。お灸はお金がかからず、副作用も少なく誰にでも出るということで使い始めたそうです
お灸が灯す光
身体の上で小さなモグサを燃やす、そんな古めかしシンプルな医療技術は残念ながら結核を完治させる治療法ではありません。結核の治療には薬が必要不可欠ですが、やはりそこは諸刃の剣、結核薬の服用による重度の関節痛、食欲減退といった副作用の例は枚挙にいとまがありません。結果として副作用の辛さから不幸にも薬をやめてしまう患者さんが後をたちません。食べ物を口にできない彼らは、ついに病床に伏せ死が来るのをただ待つほか選択肢がないのです。けれどもお灸はそんな暗闇につつまれた彼らをそっと照らす一筋の光となるのです。
お灸によって薬の副作用を劇的に和らげることが可能です。関節痛でトイレができない辛さから薬をやめてしまう患者さんの苦悩をお灸は取り除いてきました、お灸を続けた結果、食欲がもりもりと湧き今度は沢山の食料を調達しなければならないという嬉しい悲鳴も上がってくるほどです。身体の上でお灸を燃やし続けるうちに彼の顔に笑顔という灯火もやどって行くのです。
2016年には長年のRCT/臨床研究の結果、結核菌とHIVの患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功しました。免疫力とは患者さんたちの自身の病気に対する抵抗力、すなわち「病に打ち克ち生きようとするちから」にほかなりません・絶望の淵にいる人達の運命を変えうる、そうお灸はそんな可能性を秘めているのです
モクサアフリカホームページより
詳細:https://www.moxafrica-japan.com
このようにお灸のちからは素晴らしいものです、昔から日本では民間療法として、広く各地で広められていました、やはり昔はお金もなく医者にかかることができない人たちが、どうにか病気を治そうとして行われていた療法です。
話が長くなりましたが、ではどこにお灸をすればよいのか?
アフリカでも行われていましたがやはり足の三里でしょうか?
足の三里はみなさんも聞いたことのあるツボだと思います。色々と言い伝えのあるツボです
古人もその効能をさまざま称揚しています。たとえば─、「四十以後の人、身に灸を加えて三里を焼かざれば、上気(のぼせ)の事あり。必ず灸すべし」=吉田兼好『徒然草』「三里を、毎日一壮づつ灸する人あり。これまた時気(高血圧)をふせぎ、風(中風)を退け、上気を下し、衂をとめ、眼を明にし、胃気をひらき、食をすすむ、尤も益ありと云」=貝原益軒『養生訓』「独は象牙の掛羅(印籠、巾着)よりもぐさを取出し、三里にすえて皃をしかむる」=井原西鶴『好色一代男』「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、もも引きの破をつづり笠の緒付けかえて、三里に灸すうるより、松島の月まず心にかかりて」=松尾芭蕉『奥の細道』「相伴に信濃も三里据へて立」=『誹風柳多留』─といったあんばい。三昔も前の1982年1月、京都・清水寺に大西良慶貫主を訪ねて、健康法話をうかがったのである。 この年、茶寿(数え108歳)の新春を迎えた和上は、7、8歳のころ「全身が痛うて、痛うて、体が動けんようになった」とき、灸治療を受けて快癒した。以来、三里の灸を毎日、欠かさぬ習慣として100年になる。
いろいろな有名人が足の三里に灸をしていたことがわかります。それだけ有名なツボではあります。
では足の三里はどこか?
下腿前面、犢鼻と解谿を結ぶ線上、犢鼻の下3寸(前脛骨筋上)と専門書には書かれています。ってどこ?でうよね。で、だいたいこの辺りです(写真下)
この足の三里にお灸を据えるわけですが、最近は薬局でももぐさが売っているんですね。なので昔ながらのもぐさをひねって(小さな山のようにする)燃やしてもいいです。昔も今もお灸はこれです。
でも、なかなかもぐさをひねってお灸をするのは大変です、熱いです、跡が残る可能性が高いです。なのでお勧めは、せんねん灸のような暖かいお灸が良いかと思います、これですと多少ツボを外しても熱が広まって浸透していくため大丈夫です。これを1日1回程度行えば良いと思います。
以上文字にすると大変そうですが、やることは簡単、両手足の爪の脇をグリグリとマッサージするのと、1日1回足の三里にお灸をするだけ、これで免疫力を高めることができます。試してみてください。
コロナウイルににも負けない体を作りましょう。ではお大事にしてください。
注:これをしたからといってコロナウイルスにかからない保証はありませんので悪しからず。